概要
この記事は舞台「ささやくように恋を唄う」の感想記事です。
舞台の内容が原作6巻までの内容なので、そこまでのネタバレが含まれます。ご注意ください。
また、あえて原作と同じ部分については触れていません。原作を読んだ人に対して、舞台の良さを知っていただきたいと思っています!
ポイント
・原作の世界観が確かにそこにあった
・バンドの演奏シーンの迫力が、漫画やアニメと異なる感動を生み出していた
・舞台ならではの良さを感じられた。続編を強く希望!
観に行った経緯
連日、私のTwitterのタイムラインには #舞台ささ恋 に関するツイートが流れていました。
その感想は高評価ものが大半を占めており、さらには原作者の竹嶋えく先生までも強くオススメされ、行ってみたいという欲が日に日に増していきます。
日程や距離の関係から行くのを半ば諦めかけていましたが、自分の好きな作品の舞台、しかもこんなにも絶賛されているステージを観られなかったらこの先一生後悔するかもしれない。
そう思い、千穐楽の金曜日、午前中に無理矢理仕事を終わらせ、新幹線と舞台のチケットを取って、東京へ急ぎ向かいました。その日の昼12時前のことでした。
心にきた sunny spot
マスクをつけて鑑賞して良かったなと思うほど、ニヤけてしまうシーンが多かった舞台。その中でも一番心に残ったのは、sunny spotのシーンでした。
原作における3巻の最後にあたるシーンで、依がひまりに向けて作った曲を歌い、ひまりへの気持ちを伝える場面です。漫画で初めて読んだとき、感動して涙が出たのを今でも覚えています。
舞台では、その時の感動がそのまま目の前にあるようでした。本当に感動しました。原作を何度も読み返していて、どんなストーリーなのかは分かっているにも関わらず。
そこまでの劇で、依とひまりの描写が丁寧に濃縮されて表現されており、ひまりが「好き」の意味について悩んでいたこと、依がひまりを惚れさせたいと思い、不安と戦いながら必死にアプローチする姿がダイレクトに伝わり、演奏シーンを聞いているときはウルウルしていました。
畳み掛けるように、間奏シーンでは、依がひまりに言葉を投げかけている時はこみ上げてくるものがありました。SSガールズによる生の音楽が一層私の心と身体に響きました。
生の舞台でしか味わえない良さが確かにそこにあった気がしました。
舞台でさらに輝いていたキャラたち
原作になかった良かったところとしては、かおまり、はじももが想像以上に素敵な関係でした。
原作では現時点で、よりひまとアキ志帆にスポットがあたっている話が多いので、かおまりやはじももについてはそこまで注目していませんでした。
しかし、舞台ではかおまりがここぞとばかりに見せてくれる仕草、行動が尊さに溢れていました。
2人のキャストさんのビジュアル、声、そして身長までもが完璧で、とても可愛かったです。(Twitterに上げてくださっていた↓の動画めちゃくちゃ良くないですか?!)
またはじももについても、出番はそれほど多くなかったものの、バンドシーンでお互い見つめ合っている姿が2人の間柄をよく表されているなと思いました。
百花先輩の料理研究部にいるときと、バンドのときのギャップがすごく、ベースを弾く姿はとてもかっこよかった!惚れました
あと、当然ですが、主人公2人の役が似合いすぎでした。ささ恋の世界観が確かに目の前にありました。
特に、ひまりちゃん役の渡邉結衣さんが可愛すぎでした。無自覚の可愛さ、あざとさが表現されていて、依先輩が一目惚れするのも納得です。
↓最後のNGカットかわいい
また物語後半のアキと志帆のストーリーもとても良かったです。
特に試食会のシーンで、依とひまりが付き合っていることが分かったあとの志帆の変わり様は圧巻でした。
一方、ひまりに対する隠しきれない優しさも、とてもイメージ通りでした。バイトのカフェエプロン姿も可愛かった。
志帆のツンツン具合がとても再現されていて、原作すべて読んでいる者として、早く〇〇な状態を見せてほしいと思いました。続編を強く強く希望します。
この2人の物語もぜひお願いします!
舞台でしか味わえない良さ
私が舞台を観たのは、人生で2回目、自ら行ったのは人生初でしたが、演劇の凄さをまざまざと体感させられました。
私がいつも見ているエンタメは、電子書籍リーダー、紙の本、自室のモニターなどの媒体を介して情報を得ていますが、舞台はその仲介役が全くいない。
その場にあるすべての情報を、見て、聞いて、その他五感以外でも体感できる分、ある意味、自分で行間を想像するという行為もなくなります。
自分が想像したものが実際に表現されていればより感動する一方で、思っていたものと違う部分もダイレクトに伝わってしまう、諸刃の剣の側面があると思っています。
そんな中でも、確かに目の前には、自分が思い描いていた世界がそこにあり、素晴らしいものを作ってくださったことに感謝です。
ここから私の勝手な持論ですが、2次元の世界を3次元で表現する、いわゆる2.5次元というのは、成功させることはなかなか難しいと個人的には思っています。
理論上どんな表現も創作可能な2次元に対して、3次元ではこの世に実在するモノで表現するしかない。
2次元と3次元の乖離が大きいとき、3次元の作品は2次元のものとは別物として表現されてしまいます。(個人的にそれがいけないこととは全く思わないが、原作の世界観を表現するという目標の達成は難しくなる)。
その点、今回のささ恋の舞台は、原作で描かれていたものがそのまま3次元、いやそれ以上のものが表現されていたと肌で感じました。
もちろん「ささ恋」が高校生の恋愛が主題となっているため、イメージとのギャップが発生しにくいのは考えられます。とはいえ、キャラのビジュアルや声、会話によって生まれる雰囲気などを忠実に再現するのは難しいと思います。
今回演じてくださったキャストさんは、どの方も原作のキャラにピッタリで、本当にキャラクターそのものでした。また、バンドシーンもキャストの方がそのまま演奏、歌唱されており、キャラとして確立度が異次元だと思いました。
さらに、ストーリー全般において、舞台用に合わせた脚本がいくつかありましたが、どれもが違和感なく、かつストーリーがスムーズに進んでいくのはとても工夫されているのだと思いました。
回想シーンも、瞬時に現在と過去を切り替えられるキャストさんの凄さを感じました。最後の花火のシーンは、どうするのかなと思っていましたが、舞台としてキレイに終わり、とても満足度が高かったです。(逆にあそこは原作通りにしなくて良かったのかなと思っています。)
また、約2時間の演劇で、誰もミスすることなく物語が進んでいくのは改めて尊敬しました。おかげで、ささ恋の世界観へ没入することができました。
私は千穐楽しか見ていないのですが、キャストや観劇された方のツイートを見ると、日に日に進化していくのが、舞台ならではの良さなのかなと。
今回は約1週間でしたが、1日2回合計12回をやっていたのを想像すると、体力、集中力がかなり必要であることは想像に難くありません。9000円の観劇料では足りない。お布施しなければ。
舞台の素晴らしさを再認識させられ、今後興味のある舞台があったら、積極的に行ってみたいと思えた、そんな作品でした。
まとめ
急遽行くことに決めた舞台ささ恋でしたが、本当に行って良かったと心から思えた作品でした。原作で私が感じた、思い描いていた、いやそれ以上の物語がありました。作り上げてくださった、キャストやスタッフ、すべての方々に感謝です。
劇の最後に、アキ志帆のカットが入ったのは、制作者も含めて続編熱望が形になった結果ではと個人的に思っています笑。続編があることを願ってやみません。
おまけ
普段グッズというものは、買わない私ですが、お布施 & 純粋にほしいと思い、いくつか買いました。
- ひまりのブロマイド:舞台見終わったあと、即購入を決めました。渡邉結衣さんのひまりちゃん役がとても似合いすぎました。これからも勝手に推させていただきます。(その後、通販で他のキャストの方も購入させていただきました)
- 缶バッジ2個:なんとなく買った缶バッジ。はじとまりが出てきました。セレブ2人組ですね。
- Blu-ray:家に帰ってから買いました。1回しか観てないので、おそらく見逃してしまった部分や、記憶が薄れている部分が多々ありそうだなと思い、何度も見返したいと思います。舞台裏の映像もあるのも大変うれしいです。キャストの方のツイートが眼福だったので、それがたくさん見られることが楽しみです。
- パンフレット:こちらも家に帰ってから買いました。その場で買うと、うまく持ち帰れない可能性があったので。おそらくBlu-rayと合わせて25年1月くらいに届きますが、パンフレットと共に楽しみたいと思います。
この記事でもいくつか載せちゃっていますが、キャストの方々が撮っているお写真が可愛すぎます。
サイトの都合上、たくさんは載せられないですが、ぜひキャストの方のアカウントをフォローしてほしいなと思います。舞台は終わってしまいましたが、まだアップしていただき、ロスになっている私にとってはありがたい限りです。
また続編が見れるといいな。

