概要
この記事は「雨夜の月」第6巻のレビューです。
本の概要
| 作者 | くずしろ先生 |
| 出版社 | 講談社 |
| 最新巻 | 8巻 |
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あらすじ
あなたに出会って、わたしは変わった。
2人の少女の目には見えないけど、確かに在るもの。
奏音と毎日のように過ごした夏休みの終わりが近づく中、
夏祭りの知らせを見かけた咲希は、
人混みと暗がりの苦手な彼女を
花火の見える自分の家のベランダからの花火鑑賞に誘う。
咲希によくしてもらってばかりだと
感じる奏音は打ち上げ花火を見ながら、
「私も咲希に何か返したい」と告げる。
その言葉に咲希はとあるメモをしたためて…。
Amazon紹介文より引用
レビュー
2人ならではの花火
この巻では、表紙にもなっていますが、花火のシーンが一番印象的でした。
奏音にとって、夜の屋外かつ人混みは苦手なので、花火大会に参加することは難しそうでした。しかし、咲希の家から花火を見ることができるため、一緒にベランダから見ないかと誘います。しかも、屋台のご飯を用意してくれたり、浴衣も着たりと雰囲気はバッチリです。咲希ママナイス!
恋人同士の花火大会の話では、花火大会の途中ではぐれて、人混みと離れた所で2人きりになったり、ハプニングが起こりやすいイメージ(笑)ですが、意識的にベランダで落ち着いて花火を鑑賞する姿が、2人らしいと感じます。
言語化できない感情
さらに雰囲気をよくするため、部屋を暗くした中、奏音は映画へ行った帰りの咲希の不可解な行動について尋ねます。花火が上がる中、「私も咲希に何か返したい」という奏音に、口をしっかり見せて「もうもらってる」と答えます。
初めてこのシーンを読んだとき、キスしちゃったのかなと思いました。というよりそう見えるようにあえての演出な気がします。手を繋いでムードも完璧で顔も近づけてとある意味条件は揃っています。コマをよく見ると、咲希の口が大きく開いているのが分かります。
咲希の答えを聞いても、少し不安な顔をした奏音の気持ちを汲み取り、メモ帳で言葉を続けます。
来年も 私と一緒に 花火見て
このとき奏音が初めて抱いた感情が言語化されるときが楽しみです。

