【レポート】創刊20周年記念 百合姫展

漫画

はじめに

2025年12月末、年末の長期連休の初日に、「百合姫展」に伺いました。本記事は、その内容およびコラボカフェに訪れた際のレポートです。東京での会期は終了していますが、6月には大阪でも開催されるようなので、もしまだ行っていない方で、内容を知りたくない方はご注意ください。

https://yurihime20thexhi.jp

百合姫展へ

東京駅に着いたのは、午前9:30頃。東京も例に漏れず、寒い朝だった。

秋葉原駅近くの蕎麦屋で温かいうどんを食べて身体を温めてから、UDXギャラリーへ向かう。

午後から別の予定が入っていたため、午前10:30の入場を予約していた。

会場の秋葉原UDXは、大規模な複合ビルで、駅から徒歩数分とアクセスも良好。これまで訪れた百合関連の展示イベントの中でも、建物の規模は一番大きく、入る前から自然と期待が高まった。

エレベーターで4階まで上がり、ギャラリー前に到着すると、すでに30名ほどが蛇腹折りになって列をなしていた。10分ほど待ち、いよいよ百合姫展へ。

入場前、受付の方にチケットを提示すると、入場特典のビジュアルチケットを手に入れた。(余談だが、電子チケット今回始めて使った。チケットを家に忘れたりする心配はないし、チケットをデータで残せるのは嬉しい)

きみ死ぬの入場特典(今年はアニメがやりますね)

入場して右に曲がると、まっすぐ伸びた廊下の壁沿いに、歴代百合姫の表示がずらりと並んでいた。進むにつれて、時代が過去から現在へと移り変わる構成になっている。ただ、入場直後はそこで写真を撮る人も多く、観覧順も自由(戻ることも可能)だったため、一旦、ここは軽く流し見してから、少し奥へ進むことにした。

最初は、百合姫の前身にあたる雑誌の紹介から始まり、続いて百合姫創刊当時に連載されていた作品の展示へ。この頃の作品は全く知らなかったため、初めて見る作品も多く、新鮮で面白かった。

展示を進めていくと、次第に私の知っている作品が出てくる。

年代順に出てくるのだが、やはり「ゆるゆり」や「大室家」の連載期間の長さには、改めて驚かされた。ライトな百合とコメディの融和が心地よく、今でも好きな作品のひとつだ。展示されていた見覚えがあるコマを前に、マスクの下で口元を緩ませていた(←不審者感は否めない笑)

また、ところどころで百合姫の年表も挟まれている。百合姫本誌はあまり買わず、単行本派だった私は、結構知らない出来事も多く、読み応えがあった。

現在でも続いている作品は記憶に新しい一方、過去に掲載されていた作品や、1巻のみで完結している作品については、記憶が薄れているものも多い。今回、改めて展示を見ることで、とても懐かしい気持ちになった。

特に「リリウム・テラリウム」 という作品は、短編集でありながら、水色を基調とした特徴的な色使いのコマが、特別な青春感を際立たせており、印象深い作品のひとつだ。

展示の一部には、百合姫展描き下ろしの、赤い傘を持ったカップルの等身大パネルも設置されており、どれもとても美麗だった。特に、「ささやくように恋を唄う」の「ひまより」と、「悪役令嬢」の「レイとクレア」は立ち止まって30秒ほど見つめていました。(←これも不審者)

展示の最後には、今回参加された作家陣のコメントが掲載されていた。コメントだけではなく、イラスト付きのものも多く、1枚ずつじっくり拝見。百合姫の20年のお祝いで埋め尽くされており、まさに眼福のひとときだった。(あやうく写真を撮るところだったが、ここは撮影不可)

展示会を抜けると、グッズショップへ。ショップに入ると展示会に戻れなくなるため、何度か躊躇ってしまった。

お目当ての表紙画集を無事にGETし、他にもメモ帳などをカゴへ。また、今回の描き下ろしイラストのキャラファインも、とてもかわいい&美しく、目が吸い込まれた。また最終日1日前ということもあってか、午前にも関わらず、売り切れの商品もちらほらあった。

他にも陳列されている商品の中に、購買欲に駆られるものがいくつもあったが、諸々の理由により我慢した。わたしえらい。

https://yurihime20thexhi.jp/goods-list/index.html

最低限欲しかったものを手に入れたあと、レジに並んで、会計を済ませた。金額が4,000円を超えたため、購入特典のクリアしおりを1枚いただき、名残惜しさを感じつつ会場を後にした。

コラボカフェへ

百合姫展を出たあと、少し時間が空いたのでどうしようかと思い、百合姫展コラボカフェに行くことにした。

これまで何度か百合関係のコラボカフェに立ち寄ろうとしたが、お店の雰囲気的に野郎1人で行くには私の精神力が50ポイント足りていなかった。今回もサイトで見たときは、「日本で最初のメイドカフェ」と銘打たれており、絶望しかけた。

しかし、いざ店舗の近くに行ってみると、メイドさんは給仕の装いをしていたものの、店自体は一般的なレストランと変わらない感じだったため、思い切って店に入るへ。

https://www.curemaid.jp/collab_cafe/yurihime-20th-anniversary

店内は、百合アニメのBGMとともに、壁にはコミックスの名場面や、アニメや百合姫本誌の番宣CMが流れていて、メニューだけでなく、お店全体がまさにコラボしていた。(余談ですが、百合姫本誌のCMいいよね)

席について、「よりひま」のオムライスと、この店の名物であろう紅茶(ダージリン)を頼んだ。紅茶はハチミツをトッピングすることにした。

ダージリンはポットに入っており、最初の一杯はメイドさんに入れてもらったので、それに倣って2杯目以降も淹れた。思ったより量があり、合計4杯くらい飲んだ気がする笑。

あと、どうでもよいが、メイドさんが、オムライスの注文が届いているかを店内で聞きまわっているときに、「ひまりちゃんのオムライス」と呼んでいたのが、なんか良かった(語彙力皆無)

百合姫展とコラボカフェで、心身ともに百合で満たした私は、次なるイベント会場へ向かうのであった。

おわりに

百合姫展は、当初15周年の企画として予定されていたがコロナ禍の影響により延期。今回5年越しに無事開催され、訪れることができたのは本当によかった。私の勝手な肌感だが、以前よりもアニメや舞台、映画などのメディア展開も広がって、百合の認知度が増えている気がする。百合姫は、間違いなくそれを最先端で引っ張ってきた存在であるし、これからもそうであろう。百合姫が、今後末永く続いてくれることを願い、それを支えてくださった、作者、編集者、関係者の皆様に感謝して、私はこれからも百合姫の読者であり続けたい。