【レビュー】雨夜の月 5巻

漫画

概要

この記事は「雨夜の月」第5巻のレビューです。

本の概要

作者くずしろ先生
出版社講談社
最新巻8巻

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あらすじ

音が聴こえなくても指揮者ならできると、ピアノ伴奏の咲希と夏休み明けの発表に向けて合唱の指揮の練習をする奏音は、耳が不自由になってから嫌いになっていた夏を満喫している自分に気づく。 咲希と過ごす日々が自分を前向きに変えてくれていることを感じた奏音は、思いもよらない場所で自分を敵視していたクラスメイトの富田と出会うが、彼女の抱える悩みに寄り添おうとする。

Amazon紹介文より引用

レビュー

身代わりになりたい親、それを知らずに飛び立つ子

この巻はひたすらエモいです。ハートフルなストーリーで何度読んでも目がウルウルします。

自分の子が不運な目に遭い、子供ではなく、自分自身に不安が起きれば良かったのではと、意味もない想像をしてしまいます。子供に何不自由なく過ごしてほしいという親心からくる気持ちですが、子はそんな親の心を知らずに、良くも悪くも勝手に育っていきます。辛いことがあっても健かに生きる姿は胸に打たれるものがありますね。

奏音のひらきと咲希のとじ

長期間欠席していた富田さんですが、彼女の右耳の聴力が完全になくなったことが原因でした。

奏音に対して悪態をついてた富田さんですが、耳が不自由っである者同士で分かり合えることがあると、寄り添って話を聞きます。かつて耳が聞こえなくなったときに、その気持を分かってあげられる人が身近にいなかったせいか、親身になって会話します。ただ、富田さんの事情を除いても、前の奏音だったら真面目に話そうとはしなかったと重い、奏音自身の心境の変化がやはりありそうです。閉じた世界から、広がりをもたせるように。

一方、咲希の方はというと、話の流れから奏音に

それ もう告白じゃん!!

と冗談交じりに言われ、顔を赤くします。

このときの何とも言えない表情がいいですよね。奏音への恋心から発生する恥ずかしさと同時に、絶対にバレたくなかったのに、知られてしまったのではないかという恐怖心が混在しているようでした。困惑するあまり、咲希はその場をあとにします。このあと2人の関係はどう進展していくのか、注目です!